東京ではひとり焼肉が増えている!その魅力とは?
東京で焼肉を食べるのであれば、大人数で大きなテーブルを囲んでワイワイ賑やかに……というのは過去の話なのかもしれません。もちろん、集まるメンバーによっては大人数で楽しむようなケースも当然見られるでしょう。気の合う仲間と賑やかに食べる食事は雰囲気も相まって楽しく感じられます。会社の気の合う同僚、学生時代の仲間、サークルや趣味の仲間などその多くは「気の合う仲間」との食事といえるでしょう。しかし、近年は大勢で賑やかに楽しむのが苦手だからと、ひとり行動を好む人も増えてきました。誰かと一緒にいるだけで疲れる、楽しめないという人もいます。とはいえ、このようなタイプの人であっても、おいしいものを食べたいと思うのは当然の欲求としてあります。なかにはかなりのこだわり派もいるので、美食家と呼ばれるような人も多い印象です。
外食をする場合、ひとりで立ち寄ることができる店はある程度限られます。正しくは、ひとりでも来店できますが、待っている人がいると早めに食事を終わらせて店を出なければならない場合もあるからです。誰かと一緒にいて疲れるというタイプの人はこうやって待っている人にも気を遣うことが多々見受けられるでしょう。そうなると、視線を気にしなくていいお店に立ち寄ることになります。カウンター席がほとんどの店や、食べたらすぐに退席するような店です。このタイプの店に多いのはラーメン店や立ち食い蕎麦屋など短い時間でサクッと食べられるような店ばかり。これらの店で食べる食事もおいしいのですが、どうしても短時間で食事ができる麺類の多い印象があるでしょう。
外食店を見たとき、東京では焼肉店が人気です。東京に住む人口の多くは地方と比べると若い年齢層が多いことも理由です。近年は幅広い年齢層に人気のある焼肉ですが、それでも若い年齢層に特に支持されています。以前は若い男性に好まれる印象があった焼肉ですが、最近は女性にも人気があります。その理由は以前と比べておいしく食べられる店やおしゃれな店が増えたから。店内の雰囲気を重視する人にとって、おいしいだけでは店を選ぶことはないとのこと。おいしいのはもちろん、店の雰囲気も選ぶうえでのポイントとなっています。
近年は東京の焼肉店はひとりで楽しめるような店が増えていることを実感します。なかには立ち食いのようなスタイルの店もあり、時間がないときも食べやすくなっています。また、この手の店はカウンター席のみというところも多いので、お客様のほとんどがひとりで来られたお客様であり、まわりの目を気にすることもありません。男性のお客様ばかりだと思われますが、実際には女性のお客様も来店しています。それでも男性のお客様が多いことは現実としてあるでしょう。
では、この手のタイプの店ではどのような焼肉が楽しめるのか気になりますが、お客様の回転も早いので基本的にはリーズナブルな価格。肉質についてはごく一般的なレベルとなっています。やはり高級店のような内容ではありませんが、それでも東京でまわりを気にせず焼肉を食べたいときには特に問題はないでしょう。お手頃な価格で味もお値段を考えれば満足できるという場合はおすすめです。では、高級店でゆっくり楽しみたい場合はひとりでは無理なのか気になるところ。高級店でも近年はひとりで来店される人も楽しめるように、カウンター席を設けている店が増えています。カウンター席を設けることは、カップルなどの二人で来店する場合にも対応でき、他のお客様と目を合わせることもないので、居心地がいいと好まれる人もいます。一方で、カウンター席の最大のメリットはライブ感のあるキッチン内を見ることができるという点。東京の焼肉店は日本の流行の最先端をいっていることは間違いありません。カウンター席で楽しむひとり焼肉はこれから更に広がっていくことでしょう。